カテゴリ: 兄弟児
療育見学の時の注意点〜スタッフ目線〜






集中してしっかり話を聞きたい!考えたい!という方は、兄弟児は預けてくる方が集中できるかと思います。(預け先があるのであれば・・・)
「今日は上の子の活動だからあなたは見てるだけよ!」はまず無理。
難しそうでも危なそうでも、お兄ちゃんお姉ちゃんがやってるものはやりたいし、上の子に配られたものは自分も欲しいんです。
普段の家遊びや公園遊びであれば、二人同時に見れるかもしれませんが、高さのある運動器具やハサミなどを使う活動で、年齢差がある子を二人同時に見るのは至難の技です。
なんなら好き勝手に遊びまわる普段と違って、「これをやりましょう」「ここに座りましょう」「順番を待ちましょう」となる時点で、どちらかがギャーギャーなっている可能性も大です。
そうなると「事前に親一人で子を数人連れてくると分かっていたら、スタッフもう一人用意したのにな〜」「下の子用に色々用意できたのにな〜」となります。
でも不快に思ったり、悪印象になる訳ではないので、「連絡いれずに下の子も連れて行ってしまった」という方は気にせず大丈夫ですよ。もし次があるなら連絡してあげるとお互いのためですよ〜という話。
「うちは赤ちゃんだから平気」「まだ下の子は妊娠中だから」という方も
それに応じた配慮(赤ちゃん布団が必要かどうか、親の代わりに子供と一緒に活動体験できるスタッフはいるか等)があるので、一言伝えておくと良いですね。
兄弟への遺伝〜実際どうなのか〜





〜おまけ〜

実際どうなのかと言うと
漫画の通りでありまして
兄弟全員で障害が出ることが全然珍しくない。
染色体異常とか難しい病気だと
その子ポッキリで
下の子は定型発達なことの方が多い気がしますが
発達障害は結構家族で揃いますね。
ただ「お兄ちゃんだけ」「お姉ちゃんだけ」のパターンも
別に珍しくはないので
やはり産んでみないと分からないです。
でも、「きっと下の子は定型!」と望みをかけるように
2人目にチャレンジするには
正直ちょっとリスキーな確率ではあると思います。
「下の子も障害が出る可能性はあるけど、それでも産みたい。何とかなるだろう。」という気持ちで挑んだ方が無難かもしれません。
とてもデリケートな問題ではありますが・・・。

「兄弟だから」の呪い〜自由に生きろ〜







〜おまけ〜

今日の漫画を見て、全然ピンとこない兄弟児の方がいたらすみません。
ピンとこない方はうまくいっている家庭だと思うので、流し読んでください。
でも親御さんはピンとこなくても読んでもらえれば幸いです。辛かったらすみません。
〜〜〜〜
兄弟姉妹を平等に育児できたらベストですが、どうしても障害児に一番手がかかるのが現実。
健常の兄弟に申し訳無さを感じている親御さんも多いのではないでしょうか。
しかし中には「あなただけは真っ当に生きてくれ!」と無言のプレッシャーをかけてしまって、子どもが何かしんどい時に言い出せない事。
また、「兄弟なんだから助けてあげなさい!」と言ってしまい、子どもが兄弟児でいる事に負担を感じている事もあります。
多かれ少なかれ、どうしても負担やストレスはかけてしまいますよね。
(「いやいや私は兄弟に障害者がいるけど、それとは関係なく幸せだし、できればずっと一緒に暮らしたいわ!」という方には心外な内容かもしれませんが・・・。)
親としてはついつい「兄弟なんだから・・・」「あなたは健常児なんだから・・・」と思ってしまう場面はあると思います。
将来の世話を託したいとまでは思わなくても、日頃の生活の中で「健常児の兄弟」としての期待をかけてしまう事・・・ないですかね。
でも私は個人的に「家族だって気が合わなければ仲良くしなくて良い」と思っています。
「兄弟だから・・・」の呪いにとらわれず、個人は個人として生きればいい。
嫌だと主張する権利は君にはある。
そこに罪悪感など感じなくて良い。
仕事でも関わるの大変なんだから、兄弟として同じ家でずっと一緒に暮らすのは、本当に大変だと思うよ。
親に言えない気持ちもたくさんあると思う。
もちろん「兄弟だから自分が面倒を見たい」と思うならそれもよしですが・・・
本音があるなら言った方がいい。
都合の悪い本音を受け入れられない親なら、さっさと大人になって自立して逃げた方がいい。
私は障害児たちの幸せも願うけど、兄弟児や親の幸せも同じくらい大切に思ってます。
