圧倒的自我〜ママは療育保育士〜

2歳の息子の成長記録と療育保育士の話

タグ:他害

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正直な気持ちを話しますと

他害や多動のある障害児が世間から向けられる視線と
大人しくてニコニコじっとしている障害児が世間から向けられる視線は
天と地ほど違うと思うのです。


これはね、どちらが楽かとか
どちらが良いのかという話では決してないので
そこだけは頭に入れて読んでほしいのですが

双方で見えている世界は全然違うんですよ。



もちろんその親御さんたちも
見えている世界は全然違うんですよ。
(環境や性格、家族構成などの要素にもよりますけどね。)

世界って優しいな、みんな協力的だなと
感じている人もいれば
孤立無援で残酷な世界に泣く人もいるんですよ。

困っているポイントも悩んでいるポイントも
その子の課題も全く違うんです。 


だからバリアフリーとか配慮みたいなふわっとしたことを
実現するのが果てしなく難しい。

 
さて。
駅にスロープやエレベーターを作れば
車椅子ユーザーの人は移動ができるようになる。

でも聴覚過敏の自閉症の人は
エレベーターがあろうと人混みが無理で移動できない、パニックや癇癪を起こす。
だからと言って、駅の人混みをどうにかするのは無理・・みたいに
解決が本当に難しいんですよね。



もちろん物理的なバリアフリーもけして簡単なことではなく、お金がとんでもなくかかるし
建築とか入る問題なので

簡単に「じゃあ作りましょ」とはならず
たくさんの人の声や時代の流れがあったから少しずつ整備されて来たことなんですけどね。それでもまだ大変だと思います。
すべての建物がそうではないので…
 

バリアフリーって簡単に使うけど
め〜っちゃ大変ですよね。 

 
 

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いやまあこの数時間後に
グダグダやられてカッチーンときているのですが(笑)
 

障害者(成人)の癇癪は
ドアやらテレビやらが破壊されたり
スタッフが流血沙汰になって運ばれたりしますし



障害児(子供)の癇癪も
大きくなってくると大変。

乳幼児ならピーピー騒いでもひょいとかついで連れて行けるし誤魔化せますが
ある程度年齢がいくと体のサイズ的にも、メンタル的にもそうはいかない。



まだ2歳の息子ちゃんは
癇癪やイヤイヤ・・・と言ってもそんなに長くないし
大暴れする訳でもないし
まだまだ誤魔化しが効くので何とかなってます。(腹立つ時はありますけどね!)



 

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障害があるから「仕方ない」
障害があるから「我慢しなきゃならない」は
別問題だと思います。




「この人の行動はこういう理由から来てるんだな」
「私たちは全然平気だけど、この人はこれが凄く苦手なんだ」
「それぞれ違うんだな」

というのを知った上で

「じゃあ私はゆっくり見守ってあげよう」となるか
「やっぱりちょっと関わるのはな・・・」となるかは
個人の自由です。 




保育者・教員・支援者であれば
問題行動を許す、諦めるでなく「どうしたらそのような行動が出なくなるか、防げるか」を
考えないとならないので

「はいはい、障害者だから健常者の君たちは諦めてね。」はなしですね。 



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なぜそんな夢を見ているのかと思ったら
ボランティアや実習では俗に言う「扱いやすい子」としか関わらないからですね。

一瞬でも目を離したら他害行為をする子とか
メンタルが不安定で暴れたり、パニックを起こしやすい子は
素人に任せないわけです。

なので基本的に誰がついてもトラブルがないような
人見知りをさほどせず、言うことを聞く子・・・関わりやすいような子をあてがわれるので
それが障害児のイメージになってしまう。




まあ私は困る経験も必要だと思うので、保育実習生の場合は
ある程度現場に慣れてきたら
わざと対応が難しい子(でも他害はしない子)を当てがって
「全然言うことを聞いてもらえない」「どうすれば良いのか分からない」と言う経験をさせます。

そして「こういう時はこうすれば良い」「こういうやり方もある」と教えたり。

じゃないと若い子って結構勘違いしちゃうからね・・・ 



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お母さんスイッチは
どこの家庭でも起きます。

定型発達の子にもあります。

でも時として
障害児の場合は「お母さんだけ殴る・噛む」「お母さんが来た瞬間に情緒がめちゃくちゃなことになってしまう」という事が起こります。




それはこれまでの頑張り・緊張状態から
一気に解き放たれた衝動なのか

「お母さんに〜をする」というこだわりの一種なのか

お母さんが子供の情緒に火をつけやすい接し方(要は地雷を踏みまくる)をしているのか・・・




理由は人それぞれだと思います。



なんなら家庭によっては「お父さんスイッチ」なのでしょう。
うちもお父さんスイッチ派かな?




 

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合理的配慮がきちんとされていて
先生達も知識や技術があって
人員もしっかり確保できるなら

定型児と障害児が同じ空間で学び合う「インクルーシブ教育」は可能だと思います。



でも先生達も「障害児って実はよくわからない・・」みたいな状態で
人の入れ替わりも多い環境で
障害児について学ぶ場もない保育・教育の場なら
綺麗事だけで受け入れても、ただの野放しになると思います。





もちろん分からないなりに勉強して
頑張ってくれる先生とか

みんなで1つのクラスを作ろうとしてくれる先生とか

特性を理解してよく関わってくれる先生とか



良い先生もたくさんいると思うけど
インクルーシブ教育って本当に難しいんですよ。



正直、受け身でおとなしい知的にも重い障害の子なら
割とクラスに馴染むけど

知的には問題が少ないけど
多動が強かったり、癇癪やパニック、他害が出やすい子がいると
学級崩壊のようになる事もある。

こういう子がダメだという話では絶対になく
集団に入れる際に
本当に先生の力量やしっかりした人員配置を問われてしまうのです。




受け入れるならきちんとやる。
責任が持てないなら断って、他の受け入れ可能な園を斡旋する。
 
安易に「良いですよ〜」と上の人間が受け入れてしまって
現場がしっちゃかめっちゃか・・・ではいかん。 




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いや本当、家でもきっちりやりなさいという話でないのですが
外ではそこそこちゃんとやれるのに
家ではお母さんを叩く、物を壊す(投げる)、凄まじい暴言を吐く・・という障害児は珍しくありません。

そこの原因が「構ってほしさ」「大人の反応ほしさ」であれば
不適切な行動を起こす前に、向かい合ってしっかり遊んであげれば、行動が改善されるかもしれません。

しかし。
ダイナミックな行動を起こすことで家族に言うことを聞かせる・・・
というパターンだったら、それはダメです。



親を叩くのであれば無言(orやめなさいとだけ言う)で制止して、叩こうとするのを止めるまで手を離さずに、真顔で見つめる。
もしくは親が別部屋に行き、落ち着くまで放置。

暴言であれば相手にしない。無視。



不適切な行動に対して
「あなたも辛いのね」とか共感はしなくて良いです。



状態が落ち着いた時に「これが辛い」とか「ああして欲しかった」とか話がきちんとできるのであれば、辛い気持ちに対して寄り添っても良いけど、「じゃあ叩いても仕方ないよね」とはしなくて良い。
それはそれ。



変に共感はせず
「〜して欲しくてイライラしてたのね」「あなたが〜して欲しいのは分かるけど、そのお願いは聞けないよ。」「〜して欲しい時は〜するようにしなさい」「イライラして暴れたくなったら〜すると良いよ」と正しい行動を伝えていくと良いです。

もし暴れて物が壊れたり散乱していたら、本人に片付けさせましょう。
もしくは一緒に片付けましょう。


また、変に「ごめんなさい」を強要しなくて良いです。
それを言えばおっけーと思って、「ごめんなさい」と連呼しながら悪さをする障害児も多いので
言うことを強要することにあまり意味はないです。




ただ、冷静になった後で
本人が反省の意を込めて
謝罪をするのは良いと思います。





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★補足:他害を止めるには(過去記事参照)


勝手に障害児扱いするなとお叱りを受けそうですが
もちろん私は医者でも心理士でもないので診断はできません。

障害児(者)を数百人見てきた上で
「これはちょっとイヤイヤ期とは違うぞ」と思っただけです。
なので、もしかしたら本当にイヤイヤ期でやってただけ・・・という可能性はあります。


ただ赤ちゃんスイッチがある障害児(者)は割と多いんです。


知らない子なのに勝手に触ってしまう
勝手に抱っこしてしまう・・・というのもあれば
変な衝動性で不適切な行動に出る事もある。 


今回の漫画の女の子は「かわいい」「遊びたい」とず〜っと言っていて
お母さんも「このママは怒らなそうだし、できれば一緒に遊ばせてあげたい(自分の話も聞いてほしい)」という感じでしたが

女の子は息子を「かわいい〜」って見ていても、急に目の色が変わって物を投げたり、突き飛ばしたりしちゃうんですよね。
理由があって叩いている感じではなく、THE衝動性に見えました。



他の子供もいましたが、みんな「やべえのがいる」という顔で撤収していました。


でも当の本人のお母さんはなかなか帰らんのですよね・・・。
そのあたりが「怒られることが多い」になるのかも。
私だったら息子がよその赤ちゃん叩いたら、めちゃくちゃ謝って、泣こうが喚こうが即帰りますもの・・・。(その後もそこで遊び続けるメンタルはない)


叩く子は帰れ!という事では絶対になくて
叩く→怒られるを繰り返すとストレスになって
余計に繰り返すことがあるのです。

かと言って「今日は絶対に叩いちゃダメよ」と言い聞かせると
変に頭に入って手が出たりする。


ちなみに息子も今年度の進級直後に手が出やすい時期がありました。(今はなさそう)
保育園で、年下の子でも欲しいおもちゃを取り合って叩いたり・・・とかあったようです。
譲られる立場から、譲る立場になった変換が急にはできなかったっぽい。

その時期は「自分が見ている時は絶対に手を出させないぞ」という気持ちを隠しつつ、息子が他の子のそばに行ったらいつでも止められるような位置にいました。

あとこれは今もですが
おもちゃ、遊具の順番待ちが発生するようなところには行かなかったですね。



どうせ保育園で嫌というほど順番待ちとか社会性云々とかやらされてるので
わざわざ休みの日にまで「お友達が使ってるよ〜」「待っててね〜」とかやって
ストレスを与える事はないと思っての事です。


その結果、牧場で餌やりばかりさせられた息子ですが 
今では牧場でアイスを食べる事、餌をやることが楽しみな様子。 






※勝手に診断はつけられないけど、療育保育士として色々な子を見ているので、自分はこう思った・・・というのを前提でご覧ください。


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漫画だと色々描写を省いているのですが・・・
「ママ〜赤ちゃんと遊びたい」「じゃあ声かけてみようね」と言うやり取りが聞こえて来て、ニコニコ話しかけて来てくれたのですが、急に目つきが変わって息子めがけてバシン!
 
息子はこの時点ではキョトンとしてました。 

そしたらその辺のブロックをとり、またもや息子に向かってぶん投げてこようとしたので、お母さんがストップをかけたのですが、「イヤイヤ期なんです」とのこと。

イヤイヤ期・・・
どちらかと言うと、仕事で関わるタイプの子にすごく似てる気がするけど・・・
イヤイヤ期・・・???

と思いつつ、後編に続きます。 




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